広報委員のひとりごと

 

八月は蜂月??

トロント日本商工会 中島章爾


我家では、夏の間は夕食を芝生の庭で取るのが慣わし。夕方になると日陰になる場所に円形の敷石がしてあってガーデン・ファーニチャーが置いてある。

ところが、毎年8月の半ばにもなると夕食時には蜂が何匹か飛来して煩わしい。私は毎年「しようがないじゃないか、蜂(はち)月だもの。」とつまらぬ駄洒落をとばして妻にあきれられている。

今年はこの蜂(はち)月の終わりに事件発生。レイバーデーの三連休の土曜日夕方、桔梗の根元に大きな穴が空いているのを見つけたので、土で埋めようとしたら右手の甲を蜂に刺された。どうやら桔梗の根元に蜂の巣があり、多分ラクーンあたりがそれを穿り返したということらしい。

手は予想通り腫れて来たが、一晩寝れば良くなるだろうとたかをくくっていたところが、翌日曜日もふくれるばかり、夜になったら肘近くまで腫れてきたので止むをえずイマージェンシー・ルームに駆け込んだ。

2年前、急性脳膜下血腫でイマージェンシー・ルームに来た時には、あっという間に緊急病棟に担ぎ込まれ検査が終了、手術が手配されたのに較べ、今回は命に別状がないので少々待たされた。それでも3時間後には安心して病院から出てきた。

私の体験からすると、お金の有る無しに関係なく公平なサービスが提供されるカナダの医療制度は素晴らしい。

さて困ったことに、薬指にはめていた結婚指輪を外すのを忘れていたので、指の先端に血が流れて行かなくなってきて、やむなく指輪を切断する羽目になった。その瞬間の妻の恨めしげな表情が忘れられない。とんだ蜂(はち)月の終わりだった。

 

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