
トロント街角紹介
CNタワー界隈
名港トランス 野々部洋史

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7月も始まり、トロントは最も素晴しい季節を迎えようとしています。一昨年はSARS騒動のため観光客が激減してしまいましたが、また多くの観光客が戻ってきていると聞きました。観光シーズンもいよいよ本番、皆様も多くのお客様を迎えられるのではないかと思います。そんなわけで、トロント観光の中心地であるCNタワー、そしてスカイドーム、エアカナダセンターの魅力をご紹介します。 |
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CNタワー
皆さんよくご存知のように、これらの建物はトロントの中心地ダウンタウン、ユニオン・ステーションの南側に位置しています。CNタワーはトロントのエンターテイメント街の中心フロントストリートにあり、トロント随一の観光名所と言って良いでしょう。高さは553.33メートル、独立構造建築物としては世界一の高さを誇っています。高さ342メートルのところには野外展望台、346メートルには屋内展望台、さらに上へのぼり447メートルにもスカイポッドと呼ばれる展望室が設けられています。これは世界一高い一般用展望台だそうで、トロントの街並みや広いオンタリオ湖を一望することができます。因みに、東京タワーの高さは333メートル、ニューヨークのエンパイヤステートビルは443メートルです。
CNタワーは、カナディアン・ナショナル(当時のカナダ国有鉄道)社が、カナダ経済の強さを誇ろうと1973年に建設が開始され1976年に完成しました。もともとは観光用だけではなく、1960年代のトロントの建築ブームで高層建築物が増えるにつれ、通信障害の問題が起こるのを解消するために建設されたのだそうです。現在でも多くのTV局やラジオ局の放送がここから発信されています。
カナディアン・ナショナル社が1995年に民営化されたことに伴い、民間の不動産管理会社によって管理運営されるようになりました。普段はエレベーターであっという間に登れてしまうCNタワーですが、毎年4月と10月には階段を使って登るイベントが開催されています。段数は1766段、平均タイムは約30分とのことです。体力に自信のあるかたは、一度チャレンジされてはいかがでしょうか。
エアカナダセンター
エアカナダセンターはカナダポスト集配センターの跡地に1997年に建設が開始され、1999年に完成しました。12階建てのオフィス・ビルと約2万人が収容できるイベント会場を備えた複合施設です。東と南の壁面は、もとのカナダポスト集配センターの壁面がそのまま残して使われています。ご存知のNHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)のトロント・メープル・リーフス、NBA(ナショナル・バスケットボール・リーグ)のトロント・ラプターズのほか、NLL(ナショナル・ラクロス・リーグ)のトロント・ロックの本拠地でもあります。ラクロスはホッケーと並んでカナダのもう一つの国技です。
多くのスポーツ・イベントが行われると同時に多くのコンサートも行われています。最近では、ロック・バンドのイエス、7月にはマドンナ、エリック・クラプトンのコンサートが行われる予定です。また、同センターの一角にはビールの醸造所もあり、ここでしか飲めない特別醸造のビールも楽しめます。
スカイドーム
スカイドームは世界初の自動開閉式屋根を持つドーム型スタジアムとして、1989年に完成しました。屋根は4つの部分に分かれており、そのうち最も北側の部分は固定されており、後の3つが開閉する仕組みとなっています。完全に開くのには約20分かかります。収容人員は最大で約6万5千人、同じ敷地内に多くのレストラン、そしてホテルが併設されており、食事をしながら、また、ホテルの窓から、野球観戦も出来るようになっています。このスカイドームはCFL(カナディアン・フットボール・リーグ)のトロント・アルゴノーツ、野球では大リーグのトロント・ブルージェイズの本拠地です。ここのところあまり元気のないブルージェイズですが、今年はヤンキースの松井選手、マリナーズのイチロー選手、ホワイトソックスの高津選手、ドジャーズの野茂選手、石井選手、エクスポズの大家選手と多くの日本人選手もこのスカイドームにやってくることから、多くの方がスカイドームへ足を運ばれるのではないでしょうか。また、野球だけではなく、大きなコンサートも開かれ、多くの観客を引き付けています。このスカイドームは、当初州政府と29の民間企業の共同出資により建設されましたが、後に民間の運営会社へ売却譲渡され現在に至っています。
この他にも、近辺には多くの劇場やコンサート・ホールがあり、トロントの一大エンターテイメント・エリアとなっています。また、スポーツ観戦やコンサート観賞だけではなく、このエリアにはトロントの歴史を物語る古い建築物も残されており、それらを巡る散歩コースも設置されていますので、一度ゆっくりと散策されるのも良いのではないでしょうか。
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