思い出の街角



Chateau Frontenac
Chateau Frontenac: C. Parent, P. Hurteau Copyright Tourisme Quebec

思い出の街角 ケベックシティ
電通カナダ(旧称:DCCコミュニケーションズ) 北川誠


カナダに6年も住んでおりますと、「カナダで一番印象に残っている街は何処か」という質問を度々受けます。皆様も同様の質問を受けた経験がおありだと思いますが、私の場合、答えは、3年前にその地を初めて訪れた日から変わっていません。私にとって非常に印象深かったその街、ケベックシティについてご案内いたします。

ケベックシティはご存知のとおりケベック州の州都であり、トロントから車で約8時間、東にドライブをした場所に位置しています。セントローレンス川沿いのこの街は、17世紀初頭にフランス人探検家サミュエル・ド・サンプランにより本格的に入植され、以後毛皮の交易の街として栄えました。フレンチ・カナディアンの文化はこの地を中心に形成されていったと言っても過言ではなく、現在も人口約65万人のうち90%がフランス系であるとのことです。現に地元の人々はフランス語で会話をしているため、レストランで食事をしている時など、ふとカナダにいることを忘れさせる雰囲気があります(英語が通じない時も多々ありました)。

「オールドケベック」と呼ばれる旧市街地は、1985年UNESCOによって世界歴史遺産都市の指定をうけた北米唯一の城壁都市です。アッパータウン(崖上の街)にそびえたつシャトー・フロントナック・ホテルを起点に、石畳の通りをロウワータウン(崖下の街)に向けて散歩するのが一般的な観光コースで、通り沿いには商店、レストラン、カフェは勿論のこと、アンティークショップ、ブティック、そして教会、聖堂、神学校などが立ち並んでいます。その他、18世紀後半にイギリスがケベックを占領するきっかけとなった、英仏軍衝突を記念する戦場公園。シャトー・フロントナック・ホテルそばにあるボードウォーク、「Terrase Duffelin」など、ぜひ押さえておきたい名所はいくつもあります。


The old quarter of QC
The old quarter of QC: Copyright Editeur officiel 
幸いなことに、旧市街と新市街の境界線にある「Porte Saint-Louis」からロウワータウン界隈までは徒歩20分圏内ですので、一通り観光して回るのに特別な交通手段は必要ありません。出張のスケジュールの合間を縫って観光するのも良し、ご家族で時間をかけて城壁内を散策するのも良し。これから、春、夏の連休シーズンも到来します。まだケベックシティに行かれたことがない方には、オプションのひとつとしてぜひお勧めいたします。





≪著者プロフィール≫
北川誠(DCCコミュニケーションズ)
カナダ生活6年目に入ったところで、一身上の都合で日本に帰国することになりまし た。 広報委員を仰せつかったばかりで、役目を全うすることができませんでしたが、この場をお借りしましてお世話いただいた皆様に御礼を申し上げます。

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