広報委員のひとりごと


犬(いぬ)と犬(けん)

中島章爾


「とりりあむ」の本年8月号に「思い出の街角−渋谷駅前ハチ公銅像」と題して、秋田犬の思い出などを混えた小生の拙文を載せたところ、これが秋田犬の発祥地・秋田県大館市とその周辺を読者層に持つ地方紙「あきた北新聞」の8月8日号に記事として採り上げられた。 『秋田犬の思い出など綴る−トロント日本商工会中島専務理事 会報8月号でハチ公を紹介』がそのタイトルであり、記事の中ではトロント日本商工会の概要も紹介されていた。 秋田県大館市は秋田犬の発祥地であり、また有名な「ハチ公」の生まれ故郷でもあるので、この記事が採り上げられたのだろう。

ちなみに大舘市とその周辺の人々は秋田犬のことは「あきたいぬ」と呼び、決して「あきたけん」とは言わないそうだ。だから、同市に本部を置く「秋田犬保存会」は「あきたいぬほぞんかい」、また、同市にある「秋田犬会館」も「あきたいぬかいかん」が正式名称だとのこと。秋田犬の正式名称は「あきたいぬ」だが、天然記念物指定の他の5犬種は皆「○○けん」と呼ぶのだそう。

東京育ちの私にとっては、紀州犬、甲斐犬、四国犬、北海道犬などは「けん」で納得いくのだが、柴犬だけは「しばいぬ」と呼んで「しばけん」とは言わなかったし、秋田犬は「あきたけん」と呼んでいたのだが…。 確かに北米でも秋田犬は「Akita Inu」「Akita Dog」「Akita」と言うが、「Akita-ken」にはお目にかからない。

冗談めかしで、「秋田県もあきたけん、秋田犬もあきたけんでは区別がつかないだべ。」との解説もあるが、東北弁では秋田県も秋田犬も全く同じ発音になるのだろうか?

 

戻る