2005年度トロント補習授業校オープンハウス
現地校教師ら76人が参観





フリーランスライター 三藤あゆみ


10月29日、トロント補習授業校オープンハウスが行われ、生徒が通う現地校の教師や家庭教師、教育委員会、運営委員など76人とトロント在住の日本人家族が参観した。

プログラム内容は、オリエンテーション、授業参観、生徒と先生の交流会、カフェテリアでの質疑応答、感想を話し合う機会など。当日は、保護者ボランティアの方々の協力を得てスムーズに進行した。

授業参観後、カフェテリアで行われた質疑応答の際には、現地校の先生方から、カナダの高等教育(12年生)を終了して帰国した場合、日本での進学はどうなるのか、大学等の受験システムはどうなっているのか、日本とオンタリオ州の教育課程の違いなど、帰国後の生徒の様子に興味を示す質問も多数あった。

また、アンケートでは、約8割の見学者が、オープンハウスのプログラム構成と、補習校に関する資料パッケージが「とても良かった」と回答した。


現地校の先生方の主な感想(要約)

●自分の理解できない日本語での授業に45分間参加し、分からない言葉を聞きながら集中力を維持するというのは大変難しいことだというのが身に染みてわかった。自分で体験してみるのと頭だけで分かっているのとでは、指導者として生徒の心理を把握するのにかなり違いが出ると思う。そういう意味でも授業参観に来て良かった。

●自分のクラスにいる生徒が、英語ではなく母国語で授業を受けたり、宿題の発表をしている姿をみて、違った雰囲気やパーソナリティを持っているのを発見した。勉強になりました。

●私が見学したクラスでは、生徒の授業態度が良いのに感心した。先生やほかの生徒の発言を静かに聞きながらも積極的に参加しているのはすばらしいと思った。

●現地校の自分のクラスに出席している時にくらべ、生徒が補習校ではもっと生き生きとしており、快適に過ごしている印象だった。自分の受け持つ日本人生徒のまた違った面を見ることができてよかった。今後のコミュニケーションに役立つと思う。

●子供たちが、現地校の学習内容が理解できないでいる時に、言語のせいで苦労しているのか、内容自体が理解できていないのかを、教師が明確に把握することが大切だと感じた。

●母国語で授業を受けている生徒を見て、英語で行われている現地校の授業の時よりも、集中している様子が印象に残った。必ずしも、カナダの学校での生徒の態度が、本人の性格なのではないという点を忘れないようにしたい。

 
 

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