
カナディアン トリビアPLUS
フリーランスライター 三藤あゆみ
| カナダのトリビア特集です。「知っていても役立たないが他の人にも教えたくなる」ようなカナダについての知識に加え、時には少しは役立ちそうな「トリビアPLUS(+)」も紹介していきます。読者の皆様からの情報提供も大歓迎です。「へぇー」と言わせるようなネタをご存知の方、ぜひご一報ください。 |
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●カナダで1番売れ行きのよい"ネジ"は、プラスネジでもなくマイナスネジでもなく、ロバートソンネジ(ヘッドの凹が四角)である。
Maclean's誌によれば、カナダで売れているネジのうちの85%がロバートソンネジ(Robertson head screw)だという。このロバートソンネジは、1900年代はじめにオンタリオ州ミルトンに住むピーター・ロバートソン氏が発明したもの。マイナスネジだとドライバーが滑ってはずれることがあるのを何とかしたいと思い、四角いくぼみをつけたネジのヘッドと先の四角いドライバーを考えついた。カナダ人の中には、例えば既製の本棚などを買った時にマイナスネジが使われていたりすると、それを全部はずしてロバートソンネジにつけかえるという人までいるらしい。ロバートソンネジは、知る人ぞ知る、カナダ人のこだわり(?)のひとつである。
●緑色の米ドル紙幣が「グリーン バックス」とも呼ばれるのは世界でも有名。このアメリカのお札を緑色にするのに重要な役割を果たしたのは、カナダ人である。
1862年以来、アメリカドル紙幣印刷に使用されている特別な緑色のインクは、もともと、モントリオールのマギル大学教授トーマスS.ハント(Thomas Sterry Hunt)氏が1857年に発明したもの。フォトコピーできず、耐水性はもちろんのこと、普通に酸やアルカリの科学薬品をかけただけでは溶けないこのインクは、お札の印刷に使用するには理想的なものだった。緑色は、酸化クロムVの発色だ。地味であっても画期的なハント教授の発明したインクは、今では幅広い分野で利用されている。しかし、この発明の特許をとらずにアメリカ合衆国政府にとんでもなく安く売ってしまったハント教授。かなり後悔していたそうだ。
●トロントダウンタウンの地下街は、ギネスブックに記録される世界最大の地下ショッピング街である。
PATHと呼ばれるトロントの地下ショッピング街は、371,600平方メートルものリテールスペースがあり、約1200店舗が入っている。今ではギネス記録となった巨大なPATHだが、その前身は1900年にイートンズの創始者ティモシー・イートン氏が、自分が経営するストアの本店と、バーゲン専門の店を地下道でつないだだけのものだった。17年後、地下道は5本に増え、そして1927年にユニオン駅とロイヤルヨークホテルをつなぐ地下道が加えられた。ダウンタウンのビルを結ぶ本格的な地下街が開発されはじめたのは、1970年代にはいってからである。
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