
広報委員のひとりごと
熟年イタリアの旅
マキタカナダ 徳井 雅司
8月に夫婦でイタリアに行ってきました。
初めてのヨーロッパ旅行だったのでグループツアーに参加し、イタリアの各都市の旧所名跡を1週間の駆け足で回ってきました。みなさんすでにイタリアへ行かれた方は多いとは思いますが、今でも印象に残るイタリアについて少し書いてみたいと思います。
旅行前は「ベニスは沈下し続けるゴンドラの町」というイメージしかありませんでした。本土から船に20分ほど乗ると500年以上前に建てられた行政府、教会、住居がびっしりと立ち並ぶベニスの波止場に着きます。500年前には一つの国家として行政、司法、立法が確立されていたそうです。窓もなく石で囲まれた陰鬱な牢獄を見学後、運河にかかる“ため息橋”の小さな窓から外を見るとまるで刑場に引かれていく囚人になった気分でした。
ベニスから南に車で3時間走り、古都“フィレンツェ”では、レオナルド・ダビンチ、ミケランジェロの数々の名作を展示するウフィツィ美術館でその精緻に描かれた絵画を堪能することができました。城壁で囲まれた古い町の狭い道路の脇に駐車された車と、歩行者を上手く避けながら大きなバスを運転するドライバーに思わず全員が拍手喝さいでした。
翌日はピサの斜塔へ行きました。ガイドさんが「スリに注意するように」と言うので、駐車場からピサの斜塔まではポーチやバックに手をあてながら回りに注意して歩きました。ここではピサの斜塔をゆっくり見るというより、スリに注意することが関心の的になってしまいました。駐車場へかえる途中ガイドさんから“あの髪の長いジプシーが有名なスリですよ”と言われ全員の視線がいっせいにそちらへ…。
高速道路を走り最終目的地ローマに夕刻入りました。窓際から外を見ていると若い女性が誰かを待っているように道路に立っているのに目がとまりました。
数ブロックごとにまた同様に女性が立っていました。イタリアでは、アドリア海を越えたアルバニア、ルーマニアからの難民、ジプシーが多く、仕事に就けなく、スリ、物乞い等で生活せざるを得ない底辺層の人が目に付きました。
翌日は朝早く起きてバチカン王国を訪問し、数々の美術品を展示した美術館や全世界の司教が集まり新法王を選ぶシスティーナ礼拝堂を見学しました。その礼拝堂の天井一面に描かれたミケランジェロの「最後の審判」はキリスト教の教義を雄大な絵画で表しているようでした。
思っていた以上に歴史の古い国イタリアには印象づけられることが多くありました。また機会があれば行きたいと思っています。
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