ミニシリーズ


ミニシリーズ第2弾
ちょっと手軽な健康法で、
もっといきいきカナダの生活



みずほコーポレート銀行
平川 侑実



広報委員では、新企画として、今後数回にわたり、皆様のご関心の高い様々な分野での専門家によるアドバイスやその道の醍醐味、面白さなどをミニシリーズとしてご紹介致していきます。皆様のカナダでの生活をより充実させるため、ミニシリーズをご活用ください。  


第2弾−パート2 
ちょっと手軽な健康法:ウォーキングの3つの効果



ハロウィンも終わりトロントはもう冬の気配。でも、家から出たくなくなるような本格的な寒さがやってくるまでにはまだ時間があります。運動不足になりがちな季節が来る前に、手軽にできるアウトドアの運動、ウォーキングを楽しんでみませんか?

今回は、このウォーキングの効果を少し専門的に見てみましょう。


○ 第二の心臓への刺激

日本人でしたら一度は耳にしたことがあると思いますが、足の裏は「第二の心臓」と言われています。これは足の先が心臓から一番遠いため、ポンプの役割として心臓に血液を送り返しているからでしょう。ウォーキングが高血圧や動脈硬化の問題のある方などにもよいのは、足の裏を刺激することで血液のめぐりを良くし、静脈血管の負担を抑えるからです。また、足の裏は人間の臓器の縮小図のように身体の部分に相当するツボがあります。ウォーキングをすることでそのツボや末端神経を刺激できますので、ボケ防止にもなります。


○ 皮下脂肪の燃焼

トロントで生活を始めてから、移動は車に頼っていませんか?お腹の周りの贅肉が気になる方、背筋を伸ばし、胸をはって歩きましょう。胸を張ることで腹筋がのび、お腹の周りの皮下脂肪を燃焼します。また歩くことで下半身の筋肉が鍛えられます。足のももやすねは身体全体の筋肉の60%を占めているそうです。その筋肉をウォーキングによって鍛えることで新陳代謝も活発になります。

体脂肪は運動を始めてから20分後にエネルギーとなり消費されるそうですので、少なくとも30分ほどは一定速度で歩くことが肝心です。また、靴選びも大切なポイントです。靴底にしっかりしたクッションがあり、自分の足の形に合った歩きやすいものを選びましょう。


○ うつ状態解消

ウォーキングでうつ病解消??あまり関連のないように思われますが、ウォーキングなどで日光を浴びる ことにより体内にあるセロトニンを活性化します。セロトニンとは脳内の神経伝達物質の一つで、他の神経伝達物質のド−パミン(喜び、快楽)、ノルアドレナリン(恐れ、驚き)などの情報をコントロールし、精神を安定させる作用があります。特に首筋から頭にかけて日光を浴びるのがセロトニンにとって最も効果的といわれています。

曇りがちで雨の多い国や地域にうつ病が多いといわれているのは、日照時間が少ないことでこのセロトニンの効果が半減してしまい、感情のコントロールが上手くできないためといわれています。お天気が良いと気持ちがいいというのは気分的な問題だけではなく、身体的にも大きく影響しているのです。長い冬を経験するトロントだからこそ、この時期の日照時間を有効に利用し、精神、身体共にバランスの取れた生活を心がけたいものです。

もし時間に余裕があるのでしたら、一時間ほど、郊外など緑の多いところに出かけてみませんか?ただし、北米は日本と比べ夏以外でも紫外線が強いので、肌の弱い方、長時間外で過ごされる方は日焼け止めや帽子等を十分に活用ください。

ウォーキングは継続することによって身体的にも精神的にも効果が見られます。平地ばかりの南オンタリオ地区では、日本のように気軽に山登りが出来ないのが残念ですが、トロント近郊にはたくさんの散策コースがありますので、ご夫婦で親子でぜひ気軽に始めてみて下さい。

トロント散策コース:

http://www.torontohiking.com/QwikFind/trailmaps/trailmaps.html
http://www.trails.com/subscription.asp?Source=GGL&oc=GGL&track=1






≪著者プロフィール≫
平川 侑実
埼玉県出身。高校時代Kitchener-Waterloo に交換留学。1996年に再来加。Royal York Hotel で1年半勤務後、98年にカナダの永住権を取得。現在カナダみずほコーポレート銀行に勤務。2004年にToronto School of Homeopathic Medicine を卒業。2005年に催眠療法士の資格取得。現在Holistic Clinic開業に向けて準備中。趣味は 読書、旅行、古本屋めぐり。



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