考えるヒント

第3回

ビジネス出張の航空券手配をかしこくするには




JTBトロント支店 津島晃


カナダ国内や米国との出張を頻繁にされている方には、希望の日程・ルートの航空券をリーズナブルな料金で手配することは常に頭が痛い問題です。なるべく早いタイミングで旅程を確定し発券をすることが良いのは確かですが、そうとばかりはいかないのがビジネス出張。直前まで予定が決まらなかったり変更になったりする場合には、どのような手配をするのが良いのか、JTBトロント支店の津島支店長に伺いました。


状況や変更の可能性をできるだけ詳しく伝え、代理店を最大限に利用

最近はお客様が航空会社のオンラインをご利用になり、航空券を手配されるケースが多くなっています。しかし、直前まで予定が決まらなかったり、変更になったりすることが多いビジネス出張では、準備も忙しいですし、日程やルートが決まって手配するときには、既にフライトが満席で予約不可能だったりすることになります。

更に航空会社は、出来る限り空席を少なくするためにフライトによりオーバーブッキングを余儀なくされ、お客様が確かに予約、航空券を購入しているにも関わらず、空港で待たされた上に乗ることが出来ないという事態が発生することもあります。これではビジネスに大きな支障が出てしまいます。 

こういう場合は、信用出来る旅行代理店をうまくご利用頂き、小額の手数料を払われても、結局は安上がりで、安心ということになりそうです。

代理店の立場から申しますと、私共を通して一度ご予約された後は変更がない方が楽といえますが、それではエアラインのオンラインと何ら変わらないサービスを提供するだけになってしまいます。変更の可能性がある場合でも、まずは代理店に予定を連絡いただき、併せて変更の可能性等を伝えていただくのがベストです。その後は変更がある度に電話一本いただければ、代理店が手配し直します。

カナダ国内のフライトの場合は、席さえ空いておりましたら、直前でも安い料金で予約することが可能です。 従いまして、空き具合を見ながら今すぐ予約しなければいけないか、少し余裕が有るか、というのをお知らせできます。但しこれは、ご予約の当日発券となります。 一旦発券してしまった後は、CA$40とその時の航空券料金との差額で日程変更が可能となり、1年間有効です。 

米国へのフライトの場合は、エアラインにもよりますが、3週間前、2週間前、10日前、1週間前、5日前、3日前等のAdvance Purchaseがあり、出発日に近くなるにつれて料金が上がって行きます。予約後24時間以内に発券、その後に変更したい場合は、変更料とその時の料金の差額で1年間有効です。 変更手数料はACの場合はCAN$40、米系航空会社ではAAのUS$25、DeltaのUS$63、NWのUS$100など、US$25〜US$100で変更が可能です。3週間前にせっかく安い料金で発券しても変更料を何回か払って変更した結果、直前に買う値段と変わらなくなってしまった、という例もございます。どこで見切りを付けられるかということですが、代理店はお客様の判断のお手伝いを致します。

ACの場合は、国内も米国行きも「ラチチュードフェア」という料金カテゴリーがあり、それですと変更、払い戻しがペナルティー無しで可能です。行き先にもよりますが、最も安い料金とくらべて2〜3倍高いのですが、変更を繰り返し、変更料金とその差額を払ったために、結局は安かった航空券がこの料金より高くなってしまうこともあるわけです。 

複数の都市に行かれる場合も、どのように回れば最も安い料金になるか、すぐお伝え出来ます。 

最後に、ご注意頂きたい事をお伝えいたします。 国際便も含め、総ての航空料金について言えることですが、新聞等で航空料金が広告され、あるいは代理店から安い料金を受け取られた場合も、「税金や航空燃料費を加算して総額いくら支払うことになるのか」を知ることが重要です。信用出来ない代理店は、航空料金を安くお客様に伝え、後から実際よりも高い税金、燃料費をチャージすることがあります。この点、十分お気を付け頂きたいと思います。




≪執筆者紹介≫
津島 晃 JTBトロント支店・支店長
ビジネスのお客様のご出張のお手伝い、ご家族のレジャー手配、企業のコンファランス、インセンティブ、文化交流、教育旅行等々の手配等幅広い旅行手配を行っております。 また、JRパス、日本国内英語ツアー、世界的な日本語ツアー等の販売もいたしております。

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