高等部 教育講演会

熱心に耳をかたむける生徒たちに
「研究は1パーセントの成功を信じてこそ続けられる」と渡辺氏



「とりりあむ」編集部

平成19年1月27日、トロント補習授業校にて教育講演会が開催されました。これは高等部国語科授業の一環として全学年を対象に前・後期と年二回行われる行事で、聴講した生徒らは後で小論文を書くことが課されています。

今回講演にお招きしたのは、玉川大学 農学部 生物資源学科で植物病理学を研究し、現在グエルフ大学にて客員教授を務める、渡辺京子氏。「なぜ野菜が腐るのかを知りたくて」という演題のもと、氏が研究するカビと野菜腐敗の関係や、その原因・過程などについてのお話でした。専門用語を多く交えての講演は、興味ぶかいながらも決して容易な内容のものではありませんが、論文を書く作業が控えていることもあって生徒らは終始熱心に講師の話に耳を傾けていました。

また、学術的内容の話に加えて、研究にまつわる苦労や度重なる失敗のエピソードを明かしては、それでも諦めずに研究を続ける導きになったという先輩教授からの教訓を、渡辺氏は生徒らに強く訴えかけました。

「そもそも研究とは99パーセントが失敗。それが、リ・サーチ(Re・Search)と言われる所以であり、1パーセントの成功を信じてこそ続けられるもの」この言葉に感動を覚えた生徒らは、つまづきながら噛み締める辛酸と、それでも前進し、そこから得る真の幸福について考えさせられたのではないでしょうか。

戻る