新専務理事のばたばた日記 



トロント日本商工会

伊東 義員


2月初日
この事務所に通い始めて、はや2ヶ月。なにをやったのやら。改めて、優秀なアシスタントが重要なことを認識した。1月早々、昨年度の会計監査、会員総会、新年懇親会と、ばたばたと過ぎた。突如入った大阪、福岡のカナダ領事館閉鎖のニュース、商工会としてクレームするかどうかで、ばたばた。結局することになり、生涯で初めて、国の首相、閣僚に手紙(ドラフト)を書いた。結構、気を使うもんだ。特に英語では。

2月経日
自分の分野である商工会経理をこれまでの手作業から、コンピュータ化することを計画。手をつけたものの、日本語環境と英語ソフトで互換が取れず。英語環境のコンピュータを入手する算段はないものか。長年の企業勤めで身に着けた悪知恵、スタッフの多い会社ならば、古いコンピュータが残っているのではと、いくつかの理事さんの会社に聞いてみた。あった!!いただけるとのこと。準備ができたのとの連絡を受け、早々いただきにいった。ありがとうございました。

2月教日
専務理事の仕事には、補習校の常任運営委員と高等部校長職がついている。これまで、教育に携わり、子供たちの将来の手助けが少しでもできたらという漠然とした思いはあったが、実際関わってみると本当に大変。1月以来、毎週、木曜日、土曜日は補習校へ。とくに年度末が近いということで、案件山盛り。まずは教員の方との面談。先生方が、本当に苦労されていることを直接うかがった。土曜日だけの授業に、本業との都合をつけ、平日や夜に準備をされているご苦労をうかがい、本当に頭の下がる思い。補習校には本当によい先生がいらっしゃると改めて認識した。そうした先生方の努力と毎週、土曜日がんばって通ってくる生徒さんのために、自分の職でなにができるかよく考えてみよう。

3月楽日
ヨーク大学の大学院生が、日本の職場文化について、インタビューしたいと事務所に来た。カナダに来たときに感じたカルチャーショックは?カナダの会社と日本の会社の一番の違いは?日本は閉鎖的な国と思うか?東京とトロントはどうちがうか?日本の会社では仕事が定期的に変わるそうだがなぜか?女性が出世できないと聞いたがそうか?出産、育児休暇がなく、女性は辞めさせられるそうだが本当か?日本のオフィスは、オープンでマネージャーになっても個室がもらえないのはなぜか?仕事の後、みんなで飲みにいくのはなぜか?日本人は話すとき、目を合わさないと聞いたがホント?等々、改めて訊かれると、返答に困るもの多い。自分も日本を離れて15年になり、今の日本の会社の雰囲気は知らない。ニュース、新聞等で知るだけだが、こう改めて訊かれると、やっぱり日本て変?それとも、自分が変になった?

雑談の中で、もっと驚いた質問。日本人はいつも着物を着ている?お茶をするときは、いつも畳に座るのか?あんた、いつの時代の資料で勉強したの。日本の宗教は、神道、仏教とあるが、どう違うのか?こっちが知りたい。東京人と大阪人は、いつも比較されるようでが、どう違うのか?まったく違う人種です。うそ。こんな質問、雑談を1時間ほどした。結構面白かった。でも、かれらの研究の役にたったのかな?

3月思日
これまで専務理事が使っていたコンピュータは、ウィンドーズ98が入ったラップトップ。メモリーは64メガ、ハードディスクは10ギガと、今から見れば、よくがんばって動いているなと関心するほど。振り返ってみれば、コンピュータを使い始めたのは、30年前。大学の研究室に行き、カードリーダーで膨大なパンチカードを読み込んで、他愛ない計算をして喜んでいた。その後、個人で買ったNECのPC-8001だとかシャープのMZ-80で遊んだ。機械語、ベーシック、フォートラン等々、の言語で、ゲームを動かした。カセットテープでデータや、ソフトを読み込むなんて、いまでは想像できない。当時は、それでも感激した。

会社にもパソコンが入ってきたが、まだドスの世界。ドスって、いまの人、知らないだろうな。ウィンドーズの前は、ドスから直接、ソフトを動かしていたんだよな。ソフトは、文書作成は、エディターを使い、計算ソフトは、マルチプランというのが主流。その後、ロータス123が主流になり、やがて、エクセルの登場。ワープロは、専用機が主流だったが、やがて、一太郎や、ワードが出てきた。でも、なぜか、ウィンドズは好きになれなかったな。どうしてか?アップルのマッキントッシュに惚れてしまったから。給与のほぼ3か月分になる大枚50万も出して、マックプラス一式を買った。うれしかったな〜。それ以来、個人のパソコンは、マッキントッシュ、今までに7台も買ってしまった。でも、パソコンて、3年が限度。古いのがたまる一方。古いパソコンは、引退願うのだが、いまいちかわいそうで捨てられない。

こんなことを思い出しながら、今事務所で、新聞購読を辞めて浮いた費用で買ってもらった最新のウィンドーズビスタ搭載のコンピューターでこの原稿書いている。デュアルコアプロセッサーですごく速いと期待してたけど、それほどでもなくがっかり。余計なものが多すぎるのかな?仕事だけに使うのだったら、もっとシンプルにして、速くできるのではと思案中。
  
3月凶日
今日は、頼りにしているアシスタントがお休み。なにやら困ったことが起きるのではと心配していたら、事務所に来て早々、インターネットに繋がらない。今の世の中、メールが繋がらないと、仕事ができない。実際はこれ、言い訳で、メールがなくても、仕事はできるのだが、しかし、不安。別のパソコンも同じ。昨日、ケーブルをいじり、ハブを入れたせいかな?でも、昨日はちゃんと繋がったぞ。おかしい。こんな状態、我が家でも体験している。きっと、モデムかどこかが詰まっているに違いないと、事務所の中のケーブルをたぐっていく。モデムの電源を入れ直す。変化なし。次に、ラウターという不思議な箱の電源を入れ直す。やや、チカチカし始めたぞ。来た来た、メールが届いた。ゲ!たった、3通。それも、ジャンクメール。

3月人日
頼りにしているアシスタントが、1年のお休みを取ることになり、その間、契約事務員を募集することになった。募集をすると、約20名の応募あり。一次面接で10名の方と会った。履歴書とインタビューだけではなかなか判断がつかないだろうと、簡単な日本語での設問を用意した。作ったものの、自分でやったら、合格点が取れるか、はなはだ自身がない。最終面接は総務部長にも同席してもらい、決定した。それにしても、トロントには優秀な方がたくさんいるなと実感。

3月祭日
今日は、補習校の中学部学園祭と高等部和楓際。生徒会が中心となり、昨年夏頃から計画してきた。年間40日足らずの登校日の中で、こうした行事ができることだけでもすばらしいと思っていたので、正直、その内容にはあまり期待していなかった。でも、当日、見てビックリ。感動した。本当によく練習したなと感じられる内容満載。どうしたらこれだけのことを全員で練習する時間が取れたのか。一所懸命やっている生徒さんを見ていて、思わず涙が出てきた。詳細は、別の記事で取り上げてもらうことにしようと、指導された先生にお願いする。当日、高等部和風際でビデオ撮影担当としてずっと立ち通し。腰が痛い。歳はとりたくないもんだ。まだ、ビデオの編集、終わっていない。やらなくちゃ。

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