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カナダ医療体験談 三菱電機カナダ 佐藤 高 こんな体験は私だけでしょうか・・・。
ホームドクターが見つからない 新天地での海外赴任という面倒臭さと、不安の入り混じった一種の強迫観念に悩みながら、ずるずる引き延ばしにしてきたのが年1回のメディカルチェック。 当社の場合は海外拠点毎の受診遂行状況が定期的に公表される上に、北米駐在の人事担当者が遂行率100%到達を目指し必死にフォローする仕掛けになっている。 さて、覚悟はしたものの、いざ実行に移す段になって困った。 現地社員や駐在諸兄に確認した所、ホームドクターにお願いするのが通常と言うことがわかったが、誰も自分のホームドクターを紹介してくれない。 結果は新規患者受け入可能Physician名が7件リストアップされた。医者のプロファイルを見て、 「さあーこれで決まりだ」そして「実はホームドクターを探しています。お宅のドクターは新規の患者を受けてくれますか」と電話攻勢をかけたところ、「今一杯です」「3カ月のウェイティングです」「今はとっていません」・・・等々で“ダメ”との返事。 ホームドクターが見つからない。 一旦断られた医者に再度電話し「メディカルチェックを受けたい。そのための病院は知らないか」と質問した所Medisysなる医療機関を紹介してくれた。現金なことに、受診できるよう名前だけなら貸すとの不可解な話。いずれにせよ、これでようやくメディカルチェックが受けられることになった。 偶然なのか、3月の地元新聞『Toronto Star』に“Only one in 10 doctors taking new patients” という記事が一面トップに掲載されたのだ。要は“オンタリオ州の医者は10人に一人しか新しい患者をとらない”という社会問題が取り上げられたのである。誰もホームドクターを紹介してくれなかった理由がこれで納得できた。 結腸内視鏡検査 −準備に下剤4リットル!? 紹介されたMedisysでの検査は、短パンTシャツという出立で、すこぶる快適に進行。二時間ほど経過後、「これで終わり」と言われた。 「待てよ!未だやったことのない結腸内視鏡検査(Colonoscopy)が抜けている」。 検査をお願いした所、他のクリニックでやってくれるということで、別の所に行くことになった。早速、予約されたClinicを訪問。ドクターと面談、私が日本人ということでか、日本製内視鏡の性能の素晴らしさについての講釈後、検査手順につき大雑把な説明を受けた。 検査日が確定し、クリニックの受付嬢から早口で詳細に書かれた説明書と記載内容につき説明を受けたが今一つすっきりしない。言われた内容をもう一度理解すべく辞書を引きつつ説明書に目を通した。 要は“Klean Prep”なる粉末を薬局で4袋購入し、検査前日、水に溶かし15分毎に250ccを飲まなければならない。一袋1リットル分を、合計4袋となっている。 前日の夕方から記念(?)すべき明日のための準備を開始。この上なく不快な味ということなので、まずは飲み易くするため冷たい水で溶かして飲み始めた。 その内に予測はしていたが、例のものがもよおしてきた。急ぎトイレに直行だ。 一方、トイレ直行の方も忙しくなってきた。排泄物は固形から直ぐに液状に変わり徐々に色が変わっていく。4回目ぐらいで、綺麗な(?)透明色になってきた。もう水道の蛇口と同じだ。4時間をかけ遂に下剤4リットルを飲み干した。しかし下痢状態は最盛況で、 こうして、この苦行も終わり、検査当日。腹立たしさもあり、若いナース嬢に「Terribleな準備だったよ。君は経験したことあるのかね」。彼女はいとも簡単に「ええ、ありますよ!!」
『とりりあむ』では医療に関する皆さんの体験談を募集しています。貴重な体験をされた方、是非、広報委員の下名までご一報下さい。
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