私のとっておきの店 Mikado Restaurant みかど
-今宵、苦み走ったご主人が繰り出す 自家製プリンの甘さに 酔いしれてください-
笹尾 剛 (在トロント日本国総領事館) トロントに赴任して間もなく1年が過ぎようとしています。このコーナーの順番が回ってきて、さてどうしたものかと。何しろ私自身、このコーナーを参考に外食しているものですから、ここに紹介されていない店を私が紹介するのは至難の業です。 モザイク都市トロントだけにイタリアン、フレンチ、中華、韓国系等々、色々な国の本格的なレストランが数多くあります。そんな中、私が紹介するのは、ずばり日本食です。 かにクリームコロッケは、サクッとした衣の中に、濃厚なベシャメルソース。ご主人はもともと洋食がご専門だそうで、この手の料理は得意中の得意。ご家庭の奥様も作るのが難しくて食卓にはなかなか出てこない。かといって突然食べたくなってもトロントのレストランで探すのはとても難しい一品ではないでしょうか。 最後に、自家製プリン。程良い甘さのカスタードプリンに、かすかに苦いカラメルソース。「懐かしいなぁ・・・」と思わず言ってしまうようなプリンです。プリンは若い子や女性が食べるものだから注文するのはちょっと恥ずかしい、と思っているおじさん方。遠慮はいりません、是非注文してみてください。先日、30代から50代のおじさん10人くらいでお邪魔したとき、みんな揃ってこのプリンをいただきました。いいおじさん達10人が揃ってプリンを食べる姿も今考えると滑稽なのですが、皆さん口々においしいを連発されていました。これだけおいしいプリンを食べさせられれば、「おじゃる丸」が帰らない理由も分かるってものです。(「おじゃる丸」が分からない方は、こちらのサイトをご参照願います。 http://www3.nhk.or.jp/anime/ojaru/chara/popup/ojaru.htmlこの原稿を書いていて感じたのですが、食べ物のおいしさを表現するのって本当に難しいですね。私には陳腐な表現でしか味の再現ができませんので、是非ともご自分の目と舌で味わってください。 ちなみにご主人。トロントで店を開いて30年が経ちます。角刈りに口ひげをたくわえ、空手は四段。関西弁を話し、一見その筋の方かと見まがうほどの風格があります。ただ、お話しすると物腰柔らかで関西人特有のユーモアがあります。気は優しくて力持ちを具現化したような方です。ゴルフには腕に覚えがあるそうなので、お好きな方はおいしい料理をいただきながら、ご主人とゴルフ談義に花を咲かせてはいかがでしょうか。 Mikado Restaurant 詳細はウェブサイトにて http://www.mikadorestaurant.ca/ |