新専務理事のばたばた日記 第3回 



トロント日本商工会

伊東 義員


4月悩日
3月の広報委員会で、どうしたら商工会ホームページのアクセスを増やし、多くの人に読んでもらえるかと話し合った。その中で、この『とりりあむ』の案内を出すときに、個人名を入れて、私信的に送ったら、興味が高まるのではと提案あり。かつてのプログラム小僧魂がむずむず。個人名をアドレス帳からピックアップして差し込むだけなのだから、それほど難しくないはず。

アドオンソフトを探す。結構、あるある。でも、あまりにも簡単で小さなマクロプログラムなので、安いシェアウェアが殆んど。ひとつ、エクセルベースのマクロプログラムがあったので、トライ。名前の差し込みでメール配信はできるのだが、写真等が貼り付けできない。マクロは、信頼がおけないし、ウィルスにでもかかっていたら、大変。信頼のおけるソフトにこの機能がないか。

きっとあるだろうと、この最新パソコンに入っているソフトをチェック。まず、ウィンドウズメールには、ない模様。なぜ、ないんだ!と怒りまくる。エクセルとワードが最新版なので、もしかしてと思い、その機能を見ていったら、ワードにあった、あった。メールマージ機能の中に、イーメールの配信機能とパーソナライズ機能。早速、トライ。文章をつくり、アドレス帳をつくり、マクロ文字で個人名を差込、完了。さて、送るぞと最後のメニュを開ける。え!!メニューがハイライトされていない。

なんで?機能はあるのに?仕方なく、ヘルプをあけ、ごちゃごちゃ書かれている説明を読む。いつも思うが、なんでヘルプの説明って、こう分かりづらいんだ。やり方に間違いはなし。では、どうして?最初から、読み返す。む?そういえば、ワードはどうやって、イーメールソフトと連携をとるんだ?なになに、この機能を使うには、ワードとアウトルックが同じバージョンでなければならない?しまった。アウトルックをもっていない。でも、なんで同じマイクロソフトの製品なのに、最初から入っているウィンドウズメールと連携しないんだ?それではと、古いバージョンのワードとアウトルックを使ってみるか。え?古いやつには、この機能がない。む〜。やられた。

結局、アウトルックを買わなければならないか。マイクロソフトがどんどん利益を上げている理由が少し判った。選択の余地のない製品作りは強い。でも、なんか気に入らない。


4月急日
春の異動は、会社人には避けられないもの。特に、商工会で理事をお願いしている方々は、会社のトップで、異動となると大変だと思う。今日も、理事の方2名が、急遽、異動辞令をもらったとの連絡。3月30日に異動内示・4月1日辞令とは、かなり厳しい。事前に内内示でもあれば、心の準備ができるだろうが、今回のお二方は、それもなかったご様子。お一方は、30日に内示を受け、31日にトロントを立ち、4月1日には韓国のオフィスに出頭せよとのことらしく、連絡をもらったメールは、ソウル発信であった。いやはやすごい会社があったものだ。

自分のときは、6ヶ月前に内内示、3ヶ月前に内示とゆっくりしたもので、準備もそれなりにできた(ほとんどうちの奥がやりましたが)。いまは、こんなのんびりした異動はないのかもしれない。

今回の春の異動で、商工会役員が、ほぼ半分変わることになった。補習校の校長先生も変わり、人事一新。新米専務理事も就任4ヶ月目にして、ベテラン組に。頑張らねば。


4月変日
長年、日系ホテルとして、なにかと利用させてもらったプリンスホテルが、ついに日系ではなくなった。

ここはカナダなので、日系である必要はないのだが、やはり日本人スタッフがいると安心できる。あたらしいマネージメントになって、早々困ったのが、来年の新年懇親会の会場押さえ。前に契約書をもらっていたのだが、締結完了するまえに、マネージメントが変わり、15年来、冗談を言い合っていた日本人の担当営業課長も辞めてしまった。止む無く、あたらしい営業課長に連絡をとり、会いにいった。いきなり、片言の日本語で挨拶。むむ、やるな!でも日本語はそれだけ。年末年始に日本に数週間、遊びにいって覚えたとのこと。若い女性にすぐ甘くなる自分としては、いかん、いかんと気を引き締めて、ちょっと怖い顔にして(本人はそのつもり)交渉に臨む。

取り合えず、こちらの要望を伝え、ほぼ要望どおりで話がついた。結局は、プリンス側も経営がまだはっきりしたことが決まっていないので、どうでもよい様子。ラッキー。


4月空日
商工会事務所には、18人程度まで入れる会議室がある。でも、この会議室が使われるのは、月に1、2度。理事会やその他の部会に使われる程度。毎日、使われない会議室を見て、もったいない虫がむずむず。

なんとかこの会議室をもっと有効活用できないか。別に商売や収入を得ようというわけではないが(できればそのほうがよいが)、会員またはその家族に使ってもらうのはどうか。会員企業には、商談、面談、訓練、セミナー等に使ってもらえるのではないか。また、会員家族の方には、奥様方の懇親会や、お茶会、情報交換の場に使ってもらえれば、どうか。
理事会に提案してみよう。

使えるものは、最大限使うことを考え、使えるけど使わないものは、使ってくれる人に使ってもらい、使えないものは捨てる。自分の考え方ははっきりしているけど、いざ、自分の身の回りとなるとこれがなかなかできない。結果、いつの間にか、ゴミの山の中にいる。自宅のベースメントがその典型。オーディオ機器とレコード他で居場所がなくなってきている。見える床がだんだん少なくなっている。なにか捨てなくちゃ。


4月本日
商工会事務所には、毎月、いろいろな雑誌や広報が送られてくる。日本経済団体連合会発行月間経済トレンド、日本在外企業協会発行月間グローバル経営、日本商工会議所発行石垣、日本貿易会月報、海外子女教育財団発行海外子女教育、弁護士事務所や会計事務所からの各種アップデート、変わったところでは、なぜかシカゴやヒューストンの商工会会報誌。

ときどき、ほ〜と思うのは、海外勤務健康管理センターからの海外医療相談に関する資料。現にいま手元にはFAXによる海外医療相談事例集という冊子があり、海外での医療に関する質問応答集となっている。ぱらぱらと見ても、やはり海外の人で困っているのは病気かとしみじみ思う。

調査資料も送られてくる。最近では、日系グローバル企業の人材マネジメント調査結果が来た。どうやら、これは毎年、日系企業にアンケート調査をして、まとめているものらしい。過去に、アンケートに応じた記憶がかすかにある。商工会から会員会社にアンケートをお願いし、取りまとめることで、幾ばくかの謝礼が振り込まれてくる。会員のみなさんのご協力で、商工会の運営収入増です。こうした資料、もっと活用して欲しい。見たいひとはどんどん商工会事務所にきてください。いつも寡黙でいる専務理事(誰もそう思っていない?)も、話相手ができてうれしい。話し相手ができて本当にうれしいのは、変な専務理事に一日中付き合っている秘書の女性かも。いつでも、待っていま〜す。

ところで、どうせ、送ってくれるのなら、もう少しやわらかい読み物がよいのですが。だめですよね。


4月会日
3ヶ月に一度、日系団体ネットワーク会議があり、商工会コミュニティーリレーションズ部長ともども、出席している。4月がその開催月。登録団体は、23団体あり、本日は約15団体から出席。最初に参加したときには、こんなに日系団体があるんだとビックリした。

趣旨は、各団体の活動を日系団体で共有し、お互い協力しましょうという趣旨。それぞれがいろいろな行事を計画し、会員親睦の集まり、自分たちの運営のための寄付集め行事、または地域社会への貢献行事等、いろいろ苦労して計画、運営している状況がわかる。どの団体も、運営は厳しいようだ。参加団体の中で、本来の目的に照らすと、商工会はちょっと立場が違うかな?とも思うが、それでも日系団体の活動を商工会会員にお伝えするのも重要な役割。

会員ご家族が楽しめるイベントもたくさんありますので、どしどし参加してくださ〜いと声を掛けていきます。よろしく。

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