5月写日
事務所にあるコピー機は、いわゆる事務所用の中型機。いろいろな機能がついているようだが、事務所ではほとんど使っていない。いまの時代、配る案内はメールで送ってしまい、紙に出すのは、経理関係と理事会資料ぐらい。またまた、もったいない虫が目を覚ます。折りよく、リースが切れることになった。さて、次は何を入れようか。カタログを見ていると、今はこうした機械が安くなったものだといまさらながら関心する。2000ドルも出せば、かなりの機能をもった業務用が手に入るようだ。使用枚数もしれたものなので、この際、リースではなく、買取にしてしまおう。
こんなことを考えていたら、自宅の小型コピー機が調子が悪い。冬の間、ほとんど使わなかったために、油が硬くなったのか、電源をいれると、ガガガ~とまさにレールに引っかかる音がする。かまってあげたオフィスの機械に嫉妬したのか。まさか。それほど、機械に愛されていたわけでもないし・・・。
5月職日
先月末に、人材派遣会社の担当(インドの人と本人は言っていた)から電話があり、非常に優秀な日本人がいて、日系企業への就職を希望しているので、日系企業リストを分けてくれないかと問い合わせがあった。個人名他の詳細情報はあげられないが、企業名だけであれば、リストをあげられるというと、欲しいと言う。翌日、取りに来た。いかにその人が優秀かを説明するが、自分に言われても・・・。話している内に、日系企業の状況について概況であれば、本人に話してあげられると口を滑らせてしまったら、是非、本人と話をしてくれという。でも、それって、あなたの仕事でしょ。そうは思っても、相手も日本人であるし、行きがかり上、じゃ、電話くださいとなった。
数日後、本人から電話があった。やっとカナダの会社に就職が決まり、働き始めたところ。でも、どうやら、トロント市内の日系企業に就職したいらしい。日本語がメリットだと思っているようだった。自分の転職経験(カナダで2回)、前の会社での従業員採用経験から、カナダで働くのであれば、まずは英語(自分はいまだにダメですけど)と職歴、特殊技能(自分はまったくない)で現地の人と同じ土俵にのれなければだめですよ。日本語は、特殊技能ではないですよ。こちらの日系企業でも、基本的にはカナダの会社で、英語社会。日本人が必要とされる職場は非常に限られていますよ、などと偉そうなことを話した。でも、根気よく探せば、きっとあります。日本人のネットワークを広げてください、と励まして終えた。希望がかなうことを願う。それにしても、やはり職探しは厳しいなと実感。
考えてみれば、自分は、これまで2回転職しているが、いづれも先に退職を決めたにも関わらず、失業期間を経験していない。これって、すごいラッキーなこと?でも、宝くじには当たったためしがない・・・。
5月売日
事務所のコピー機を変えようと、C社とK社のセールスに来てもらった。これくらいの使用量で、こうした機能があって、小さくて、お値段もお手ごろのやつを特別割引で見積もって頂戴と依頼。喜んできたセールスの顔が一瞬、曇った。そんな都合のよいのがあるか!、セールス金額もたいしていかないし!といった感じ(自分の思い過ごし?)。
数日後、最初に見積もりをもってきたC社の女性(なかなかの美人で愛嬌たっぷり)は、こちらが目をつけていた機種で見積もってきたので、ビンゴ!!(実は、事前に機種の打診をしておいた)。でも、見積書の出来がいまいち。特に、肝心の金額の部分が、間違っている。美女の微笑みに負けないように気を引き締め、間違っているところを指摘し、数字の内訳をこのように分けて提示して欲しいとお願いする。
翌日、今度は、マネージャーらしき上司と一緒に来訪。この上司もこれまた美女。どうして、C社はこんなに美女ぞろいなの?それとも、自分が美女に弱いのが知られている?本人たちから、「チャーミングなセールスも、サービスです」と言われ、自然にグッドと言ってしまった。
とにかく、改定版の見積もり書を見る。む?数字が変わっている?金額が下がっているので、文句は言わないが、なんか信用できず。ここでも、数字の記入場所が違っていたり、合計があっていなかったり。この人、数字にはあまり強くないな?それとも、売りたくない?美女の上司もそれ見て、再度、作り変えることを指示。だったら、持って来る前に、見ておいて頂戴。さらに翌日、最終版として、持ってきた。なんとか大きな辻褄はあっているので、よしとして、受け取った(それでも、また20ドルほど理解できない部分あり)。
もう1社のK社のセールスも日をおかず、来訪。最初にもってきた見積もりを見て、むっとした。(別に男性だったからむっとしたわけではありません)。これこれの使用量にある小型機といったはずなのに、なんとその60倍の能力のある機械を提示してきた。あほか!もう一回、最初からこちらの要望を説明し、見合った機械の見積もりを持ってくるように頼む。かなり小型で、金額も少ないと見たのか、その後の対応が冷たい。3日経っても、追加情報が送られて来ない。やれやれ。
5月遠日
商工会は、日本人補習校の支援を行っているが、トロント補習校のほかに、トロントから西に2時間ほど行ったロンドンにも補習校がある。ご父兄が運営されており、これまで商工会は支援をしていなかった。別の案件から、ロンドン補習校へも支援をすべきではないかと話があがり、まずはどのように運営しているのかを運営役員をされている方に伺った。
北米でも有数の大規模補習校であるトロント補習校に比べ、まさに手作りの補習校という感じで、ご父兄がお子さんの教育のために、一所懸命運営されていることを知った。頭が下がる。通っているお子さんたちも、そうしたご父兄の苦労されている姿を見て、勉強する意欲を持つことだろう。自分も子供3人をトロント補習校に通わせていたが、補習校の先生任せ。もっと積極的に係わるべきだったと反省。今は、なぜか、常任運営委員と高等部校長という役職を背中にしょっているが、名前だけ。子供は親の背中を見て育つ、というのは、まさにロンドン補習校の生徒さんたち。我が家の子供たちは、親の背中をみて、笑う(最近、肩こり対策で、背中も真ん中にシップ薬を貼っている)。さらに、前を見て、もう一度笑う。まったく!!
5月表日
ときどき、商工会に会員リストを分けて欲しいという依頼がくる。商工会は、企業の営業活動に直接利用する場合には、会員リストは頒布しないことにしているので、ほとんどの場合、お断りしている。
今日も、カタログを日系企業に送りたいので、リストをくれないかと問い合わせがあった。事務所の女性が受け、断ると、上の人と話したいという。話をきくと、どうもマーケティング会社らしい。あのね、マーケティング会社なら、ちゃんと自分でデータベースをもってなくちゃダメでしょ。仕事を請け負ってから、データベースを探しているようじゃ、仕事の出来も想像できそうなもの。丁重にお断りすると、今度は、じゃ、日系の出版物を出している会社を紹介してくれという。幾つかの出版社を紹介するが、どれも個人宛で法人企業宛のものではないと教える。そういえば、以前は、ジャパンーカナダビジネスジャーナル(正式名は確かではない)という企業向け雑誌があったと思う。あれは、どうなったのかな?結構、まとまっていて、資料として取っておいて報告書を作成するのに重宝した覚えがある。それはともかく、そんなこんなで電話を終える。
こうしてみると、結構、商工会会員リストは売れるのかも。もちろん、個人情報は出せないが、いまやほとんどの企業がウェブサイトで情報を開示しているので、それと同じレベルの情報であれば、会員のみなさんの了解も取れるのでは。一度、理事会に諮ってみよう。いったい、いくらで売れるのかな?
5月師日
商工会専務理事は、補習校の常任運営委員と高等部校長を兼務している。校長といっても、教育者ではないので、単にお飾り役職。でも、ちょっとでも一所懸命がんばっている生徒さんや先生方と話がしたくて、模索している。
インターネットで、時間があれば読んでいるものがある。読売新聞の教育・育むというコラム欄に『子供のこころ』という週間の連載がある。どうやら、筆者は現場の先生方が持ちまわりで書いているよう。小学校、中学校の教室での様子、子供たちの様子が様々なケースで綴られている。時には、読みながら、目が潤んでくることがある。そこに書かれている子供たちの、純なこころ、気持ちは、長年、大人社会にいて、人の良い面、醜い面をあまりに多く見てきた自分には、忘れていたものを思い起こさせてくれる。こうした子供たちの夢や希望の実現のために、様々な手助けをするのが、大人の務めであろうと思う。同じ思いをもって、現場で指導されている先生方に改めて、御礼を申し上げたい。
それにしても、最近、涙もろくなって困る。ちょっとした感動で、涙腺が反応する。頭の中も同じ位、反応すればと思うが、それは無理か。