
新専務理事のばたばた日記
第6回

トロント日本商工会
伊東 義員
6月調日
この春以降、カナダに会社または事務所を新設することを考えているので、事前にいろいろ教えて欲しいという問い合わせが入る。今日も、それまで何回かメールでやり取りし、こちらの情報を教えていた日系の会社の方が、トロントに事前調査に行くので会って欲しいとアポの約束があった。本拠は米国で、いまトロント近郊で米国の支店か、カナダ法人の設立を検討しているとのこと。社長さん、VPの方、GMの方、お三方で事務所を訪問された。
前日、自分が紹介した法律事務所で法的関係の話を聞いてきたようで、主な話題は競合となる会社さんがどのあたりの地域にいるかということ。また、人の採用やカナダ特有の規制等があれば、それもというお話。幸い、自分の経験業界の会社であったので、知っている限り(大して知っていませんが)教えて差し上げた。多分に思い込みや既に変更になっていることもあるので、もし、間違っていたらごめんなさい。(今頃あやまっても遅い?)
多分、ここに会社ができれば、商工会会員となって下さるでしょう(と勝手に思っている)。こうした機会にトロント商工会の入会パンフレットでも、と思うが、今のところ、そうした物がない。先日もパンフレットを下さいと言われ、仕方なくホームページを見てくださいとお願いした次第。簡単なパンフレットがあってもいいな。商工会にどんどん入会して欲しい。でも、会費を頂く以上それに見合ったサービスを提供しなくては。
6月E日
今年の初め、世界展開をしている日本の進学塾がトロントにも開校するとのことで説明会が行われた。日本での受験を控えた、もしくは先々受験を考える生徒ご父兄には、
非常な関心事。また、同じ土曜日に開校しているトロント補習校にとっても、生徒を取られるのではとの懸念で話題となった。
今日、その塾の校長先生がトロント商工会に入会したいとの申し出で、事務所に来られた。トロント補習校を運営している母体としては、ちょっと複雑ではあるが、お断りする理由がない。商工会の話と併せてトロント補習校のことを説明し、逆に、塾の進出準備や今後の計画のお話を伺った。トロント近郊で日本人駐在員がどのような地域に住んでいるかを説明すると、やや驚かれた様子。特にこの地域にまとまって住んでいるという地域がない。全体の数が少ない上に、ニューマーケット、ノースヨーク、ミシサガと分散しているので、一箇所では十分な生徒数を確保できないのが実情。自分の知る限りでも、これまで日本の進学塾がいくつかトロントに進出してきたが、それが最大のネックとなり、大体2〜3年で閉校したように思う。
今回の塾は、どうだろうか。話をすると、受験生の手助けをしたいという思いを持たれているのが感じられる。生徒やご父兄にとって有益となるのであれば、トロント補習校で十分できない領域や受験に関する情報提供の面を、塾に補完してもらうことで、敵対するのではなくお互いうまくやっていこうと思っている。
6月壮日
商工会では、1993年以来、トロント近郊の現地校の先生を日本研修に派遣している。これまで、30名以上の先生に行っていただいた。今年も、トロント地区とシムコ地区からそれぞれ1名を派遣する。応募は、各教育委員会にお任せし、その後のいろいろな手続きは事務局で行う(全てアシスタントが行います。専務理事ではありません)。
全ての準備が整い、本日、壮行会を行った。今年行くお二方と、昨年参加した方、そして、担当理事の富原CR部長(トヨタカナダ社長)、日本側主催者のジェトロ・トロントから倉野所長、補習校の佐野校長先生、旅行アレンジをしてもらったJTBトロントの津島支店長に出席いただいた。諸々の確認事項と質問を行い、航空チケット他の贈呈。滞在期間が6月末〜7月上旬とまさに梅雨の真っ只中。100%近い湿度にビックリされるだろう(今年はちょっと違うようにも聞いているが)。
スケジュールには、東京での教育講演会、学校訪問と実験授業(実際に教室で日本の生徒を教える)、地方でのホームステイと学校訪問、それに観光がついて、約2週間。昨年行っていただいた補習校借用校舎校の校長先生ご夫妻は、「人生でもっともすばらしい旅行だった」とおっしゃっていた。日本に行っていただいたことで、日本をよく理解してもらい、また日本びいきになってもらえることで、その後のコミュニケーションが良くなることは明らか。参加した先生が、現地校で日本人生徒を指導するにあたり、適切な指導をしていただけると期待する。こうした地道な、継続したプログラムは、とても重要。
日本の主催者側から、いろいろ細かな注意、確認事項の連絡がくる。初めて日本にいく参加者は疑問に思わないのだろうが、日本人にとってみると、なにこれ?というものがある。今回は、再三の注意事項として、「明治神宮の参拝の時は、フォーマルウェア」と書いてある。このフォーマルウェアという意味は、日本人からしてみると、おそらく上着着用が好ましく、半ズボン、Tシャツ、ノースリーブはだめよといった程度の意味ではないかと思うが、こちらの人はどう受けるか。パーティーに着るようなスーツやドレスと思っていないだろうか。梅雨の時期に、そんな服装で明治神宮の参道を延々と歩かされたら、汗だく必死。絶対、やりたくない。
6月ゴ日
今日は、商工会ゴルフ大会。今年の担当理事会社はスズキさん。100名以上の方をまとめるのは大変なご苦労。本業の仕事時間をかなり割いていただいたはず。本当にありがとうございました。
4月初めに最初の案内を出し、5月の初めに締め切る予定であったが、4月の末の時点で募集人数の半分しか申し込みが無かった。ちょっと慌てたが、締め切りを延長したら、その後続々申し込みがあり、定員オーバー。ほっとした。どうも4月という時期があまり良くないのかも?会社の新年度スタートや人の異動で、とかく忙しい人が多い。特に、社長さんレベルの人は、期末決算報告と新年度予算キックオフ、人の異動も絡めば、もう大変な忙しさの筈。いきおい、お遊びのゴルフの申し込みなど後回しとなるのは、当然。ということで、忘れていた方や出張で見ていなかった方々が多数おられた模様。申し込みの時期と案内を出すタイミングも今後への反省事項。
当日は、天気も最高、準備も最高、商品、景品も最高と文句なしの大会。みなさん、お疲れさまでした。自分のスコア?良い訳ありません。年に2〜3回しかしないくせに、練習もせず、当日の朝になって、ガレージの奥からゴソゴソとクラブを引っ張り出し、出かけるのですから。決して嫌いな訳ではなく、好きなのですが、なぜかここ数年回数が激減し、それに合わせて熱意も下がってしまいました。夢中になっていた10年くらい前は、仕事が終わったあと一人で担いで回ったり、家族でバケーションに出かけるときでもクラブを持っていき、各地のコースで一人飛び入りでやらせてもらったりしたものですが。
ゴルフを始めたころ、当時の会社の上司にプロのような人がいて(この人、本当にプロアマに出たときに、一緒に回った女子プロに指導していた!?)、その人に言われたこと。「ゴルフを始めるのであれば、家族を捨てろ」。夢中だった頃は、まさに家族を捨てていると、家族からは言われていた(本人は、それほど回数をしているとは思っていなかったのですが、振り返ってみれば、ほぼ毎週ゴルフでした)。
それにしても、今回、久々にクラブを振って、クラブってこんなに重かったかと感じた次第。力も落ちてきて、腕も落ちてきているし(もともとたいした腕ではありませんが)、今のクラブは15年まえのスティールシャフトで、取り立てて易しいクラブでもないようだし、その後のクラブの進化はめざましいものがあるとは聞いているので、毎年のように易しい最新のクラブに買い換えようかと思うのだが、でも年に2〜3回しかしないしな〜。毎年こうして悩んで、シーズンが終わります。
6月検日
領事館と商工会の共同議長で、日加経済検討フォーラムという会議が開催された。日本政府関係者と在カナダの商工団体(バンクーバー、カルガリー、トロント、モントリオール)の代表者で、日加経済上の事柄について意見交換するという会議。
トロント商工会でも、各委員会を開催してもらい、いろいろな意見、問題を挙げてもらい、そこから議題としてもらった。トロント商工会からは、理事の方々にご出席いただき、活発な発言をいただいた。
末席で参加させていただいたが、政府関係者との公式な会議にでるのは、初めての経験で、緊張と、どんな感じなんだろうと野次馬的興味と半々(不謹慎は承知していますが)。会議の席上、外務省の方がいろいろの外交上の事項を説明されたが、自分の内容の理解はともかく(正直、勉強不足で理解できない部分、多くあり)、とにかく説明の仕方がうまい。国会答弁での説明を聞いているよう(国会答弁とて、よく知っているわけではありませんが)。それだけで、感心してしまった。
とにかく会議も無事終わり、ほっとした。残ったのは、自分の勉強不足への後悔。もっと新聞読まなくちゃ。あ!日経新聞、止めちゃったんだ。
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