Born In Canada ―カナダのこんな会社



ポーター・エアライン社

−ダウンタウン発スキー場着の航空会社−




 日本貿易振興機構(ジェトロ)トロントセンター
樽谷範哉


2006年10月23日、トロント島から計10機の飛行機が離陸しました。この航空会社を利用する乗客の行動は少し変わっています。乗客の多くはダウンタウンのヨーク通りから無料シャトルバスに乗り込み、オンタリオ湖畔まで向かいます。オンタリオ湖に着くとフェリーに乗り換え、揺られることたったの1分、トロント・シティー・センター・エアポート(通称:トロントアイランド空港)に到着します。通常だとここから長い搭乗手続き・セキュリティー・チェックがあるのですが、5分後にはラウンジでGlobe and Mail@片手にコーヒーを飲んでいるビジネスマンの姿が目につきます。

今日でぴったり1周年Aを迎えたポーター・エアライン社のサービスは「低価格」「快適」「便利」が売りです。

「低価格」については、割安な航空機運賃に加えトロント市内近郊に住む方にとっては、ヨーク通りまでのTTC料金だけで済むのが嬉しい限りです。最近では珍しい無料のアルコールやサンドイッチも魅力的です。

次に何といっても「快適」さがあげられます。機体はボンバルディアQ400製の70人乗り飛行機なので乗客は少なく、待合室(ラウンジ)もかなりゆったりとしています。待合室には当然ワイヤレス・インターネット・アクセスがあります。またトロント島から離陸する飛行機からの風景は絶景!ヘリコプターのような感覚に日本からの観光客にも喜ばれることでしょう。

最後に何といっても「便利」さ。ダウンタウンから20分程度で着く空港もさることながら、バッゲージクレームでもチェックインでも並ぶことがないのが魅力です。忙しい日系企業の皆様方にはぴったりの条件です。

また心が和むのが同航空会社のキャラクター「Mr. Porter」。このアライグマ、予約サイトや空港までの広告看板、機内配られるランチボックスやペットボトルまであらゆる所で「にょきっ」と顔を出します。

トロント―オタワ便を皮切りに、モントリオール、ハリファックスと順調に路線を拡大してきました。2008年にはトロントアイランド空港を拡大し、ニューヨーク、その他の地域にも就航するとしています。2011年にはシカゴ便を就航、北米17地域に拡大すると宣言しています。

― You’re downtown. We’re downtown.

今冬には、ケベック州最大規模のスキー場があるリゾート地、モン・トレンブランまでの便が就航します。ご自宅からスキー場への直行便、試してみてはいかがでしょうか?


@ カナダ主要新聞の一つ。
A奇しくも筆者の執筆時期は10月23日(火)の真夜中。締め切りは22日(月)なので既に過ぎている。


○ポーター・エアライン社 ホームページ
http://www.flyporter.com/

(写真提供:Naho Matsuda)






≪著者プロフィール≫
樽谷範哉
日本貿易振興機構(ジェトロ)トロントセンター勤務。カナダ経済・産業情報の収集やカナダ企業への対日ビジネス支援を行っています。ご質問がございましたら何なりとお申し付けください。 Noriya_Tarutani@jetro.go.jp



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