
広報委員のひとりごと
パパに求める育児 カナダと日本

2007年度広報委員
樽谷範哉 (日本貿易振興機構(ジェトロ)トロントセンター)
どうやら日本ではテレビ朝日系で「オトコの子育て」(金曜午後9:00)というドラマが始まったらしい。パパ役を演じる高橋克典さんは、「いいじゃん別に」「適当でいいだろ」が口癖の育児放棄パパそのもの。妻がいなくなってもその態度は変わらないが、不思議とトラブルを解決していく姿を通して、家族の絆を浮き彫りにするドラマらしい。
日経でも朝日でも最近のメディアでは子育てと社会に関する記事がとにかく多い。自分も新米パパだから特に目につくのだろう。大体のテーマは仕事・遊びと家庭の両立である。
カナダ人パパに「どう、子供が生まれて生活変わった?」と聞くと、「もちろん僕も変わったがそれ以上に妻はもっと大変だと思う。パパがもっとサポートしていかないと」と、ひょっとして学校で習ったのか?と思うぐらい模範的な回答が返ってくる。あるパパは「オトコの子育て」とわざわざ言うこと自体が「時代遅れ」と一蹴する。
カナダ連邦政府 父親支援プロジェクト |
どこかにいい伝道師がいるのでは?(笑)と調べてみると“My Daddy Matters Because”という連邦政府プロジェクトがあったhttp://www.mydad.ca/final-report.php
「おお、さすがカナダ」と感動したが、実は日本でも色んな面白い動きがあるようだ。日本のパパによると、NPO法人「ファザーリンク・ジャパン」が子育てに関する知識を問う「パパ検定」が話題になっているそうだ。新米パパが「自分は子育てについて何もしらないんだ」ということを知ってもらい、議論を深めてもらうため。とはいえ、「何で検定なんだ」「絶対認めない」と強い反発もあったらしい。
確かに検定というとちょっと評価されているような気が・・・。恐らく理想のパパ像と言っても人それぞれなのだろう。
いい機会なので職場の上司・同僚や友人に聞いてみた。父親に求める育児とは?
○ 子供にアイスホッケーなどスポーツをさせること。送迎・応援・時に一緒にプレーする。(カナダ人男性A)
○ どっしりと構えて子供がやりたいことを支援してくれる。(日本人女性B)
○ 妻をしっかりサポートする(幼児期)、家庭内のルールを妻と一緒に作成する(年少時代)。(カナダ人男性Cの奥様)
○ 育児なんてやってないからわからん。(日本人男性D)
○ 道徳教育。武士道の継承。(日本人男性E)
う〜ん。だいぶ違いがありますね。皆さんにとっての父親像はどうでしょうか?
≪著者プロフィール≫
樽谷範哉
日本貿易振興機構(ジェトロ)トロントセンター勤務。カナダ経済・産業情報の収集やカナダ企業への対日ビジネス支援を行っています。ご質問がございましたら何なりとお申し付けください。本コラムに対する感想もお待ちしております。
Noriya_Tarutani@jetro.go.jp
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