新専務理事のばたばた日記 第11回 



トロント日本商工会

伊東 義員


11月個日
商工会には、普通会員(日系企業)、準会員(非日系企業)と個人会員がいる。企業会員は各産業委員会に属し、発言の場があるが、個人会員には発言の場がない!?これはおかしくないか、という声を聞き、もっともだと思った。個人会員数は、2000年には40名だったが、現在は24名。減少している。商工会の会員であるメリットと参加機会がなければ、減少するのは当然。そんな問題提起をして、まず手始めに会長に出席いただき、個人会員の会を持ってみた。開催の日時と場所がよくなく、参加いただけたのは、4名(1名急遽欠席)。でも、話された内容は根本に関わる重要なポイントであった。たいへん有意義な会合で、今後も定期的に続けていくことにしたいと思う。

11月開日
商工会事務所には、20名程度入れる会議室がある。これまでは、理事会、広報委員会など、内輪の会議にしか使用していなかったので、通常は空いている。そこで考えた。「空いているときには、喫茶店代わりに会員の方に使ってもらったら?」(名称―喫茶 商工会?)少人数の会合や、研修、または、待ち合わせ等に是非、利用してください。コーヒーと水しかでませんが、フロアに出たところには、軽食が買える店もありますので。詳細は、商工会ホームページで。(なんとか、みなさんを事務所に来させようとする専務理事でした)

11月予日
日本に駿台という予備校があるのをご存知でしょうか?実は自分も高校生のとき、通っていた予備校。その駿台が、トロントで大学受験講演会をするので、補習校の生徒・保護者に案内を出してくれないかと問い合わせを受けた。10月に行った、海外子女教育財団主催の東京都・神奈川県高校入試説明会では、「非常に役に立った、こうした機会をどんどん作って欲しい」という声があったと勝手に納得しているので、今回の申し出も、即、「協力しましょう」と受けた。後で、自分のスケジュールを見たら、法律事務所のシンポジウムと同じ日。出られないじゃん。残念。ということで、補習校高等部の主任先生に出席をお願いした。こちらではなかなか入手できない資料がもらえたり、受験の裏話のようなことが聞けたり、役に立ったようだ。資料をもっとくださいとお願いしたら、後日ちゃんと送ってくれた。商売心が入っているとはいえ、こうしたサービスはありがたい。このようなことはどんどん協力していきます。

11月勉日
年に1回、まる1日、商工会/補習校でお世話になっている法律事務所のシンポジウムがあり、出席した。朝8時から夕方5時まで、労働・雇用関係のセミナーを受けた(それも当然、英語で)。普段、聞きなれない用語が飛び交い、混乱の極み。完全にオーバーフロー。そんな時は、出席している女性陣を観察していた。(綺麗な人だけ見ていたわけではありません!たぶん!?)おそらく、会社の労務担当のマネージャークラスか。鋭い質問を浴びせて、プレゼンをしていた法律事務所スタッフを困らせる場面もしばしば。聞いていて、やはり人の問題は難しいと再認識。でも、どうやら最後は、ケースバイケースとなるようだ。だから、ますます難しい。

11月香日
へえ〜と思ったメール到着。 「香川県では本県出身者または本県にゆかりがあり、海外に在住している方等を名誉大使として委嘱し、世界の多方面地域との幅広い分野にわたるネットワークづくりを推進することで、本県の活性化に資する「KAGAWAアンバサダー事業」を平成15年度から実施しております」ついては、初代のアンバサダーが任期切れとなるので、次にやってくれそうな人を推薦してくれという依頼。日本の地方自治体も国際化を図っていくために、いろいろなことをやっているな、と関心した。とて、香川県出身でやってくれそうな人の当て、まったくなく、これまでのように振る団体も思い浮かばず。どうしましょう?

11月J日
JETプログラムというのを知っていますか?正式には、The Japan Exchange and Teaching Programといい、「主に海外の青年を招致することによって、地方自治体、教育委員会、及び日本全国の小・中・高等学校で、国際交流と外国語教育を支援し、 地域レベルでの草の根の国際化を推進することを目的としています。個人レベルでの日本人(主に若者)とJET参加者の国際交流の場を提供しています」とのこと。このプログラムに参加した人たちの国際会議がトロントで開催され、そのレセプションに出席した。世界中から集まった人たちが日本での教師経験をばねに、飛躍してくれると期待する。しかし、ちょっと?と思ったのは、1年超日本に滞在したにも関わらず、日本語を片言でもしゃべれる人が少ないと感じた。もっとも、敢えてあの場では話さなかったのかな。

11月伝日
トロントの観光名所のひとつ、カサ ロマの隣に、スパダイナミュージアムがある。国際交流基金が協賛でSharing the Traditionという催し物を開くとのことで、そのパーティーに出席した。始めて訪れたが、こじんまりとしたかわいい博物館。かつては個人のお宅だったそうだ。そこに、日本の伝統的な物、駒、凧、かるた、人形などが展示され、年末、お正月気分を味わった。尺八の先生の演奏あり、おいしい食事ありで、楽しい夜でした。中でも、東北の温泉を紹介したポスターを見て、「やっぱり、日本人は温泉だよな〜」と郷愁を感じた親爺でした。

12月進日
高等部の校長も兼務している身としては、できるだけたくさんの中学3年生に高等部に進んでもらいたい。そのための説明会を開催した。考えてみると、補習校の中学3年生は、現地校では、既にハイスクールに通っているわけで、相当忙しいはず。事前に聞いたところでは、現地校が忙しいので、補習校高等部には行かないという生徒さんも結構いる様子。そこで担ぎ出されたのが高等部校長(自分)。「将来、日本の大学に行く人、行きたい人、行くかもしれない人、行くんじゃないかなと感じている人、そういう人たちは、高等部で国語の勉強、続けたほうかいいよ〜」というのり。また、「こちらの大学に進むつもりの人でも、その先、日系の会社で働きたい人は、ちゃんとした日本語で文章が書けると有利だよ〜」「こちらの会社で働くつもりの人でも、英語のほかに日本語しっかりできると、尊敬されるよ〜」等々、こんな調子で、純な中学生を高等部に引き入れようとした。「あんな校長のいる高等部じゃ、行かない!」という生徒が出ないか、心配の今日この頃。

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