広報委員のひとりごと



アナログ感覚と期待についてのひとりごと




2008年度広報部長

川添 泰晴 (資生堂カナダ) 

この度、広報部長を仰せつかりました。広報=パブリックリレーションという響きは私の居る業界では比較的花形に聞こえますが、トロント日本商工会ではどちらかというと、『とりりあむ』を通じて皆さんのトロントでの一体感を下から支える活動かと感じています。齋藤前部長が築かれた楽しく読みやすい紙面に、今年度編集委員の方々、商工会事務局の方々とともにさらに磨きをかけられればと思っています。

年度始めの巻頭の挨拶にあたり、一言私と書き物の歴史をご披露したいと思います。皆さんは日本の『ナンバー』というスポーツ総合誌をご存知でしょうか。もう20年近く前のことですが、愛読書であった同誌の読者欄にふと投稿したことがあります。『スチール写真の怪物たち』と少々恐ろしいタイトルでしたが、スチール写真で紹介される海外の大物プレーヤーは、日本でプレーを続けるにつれドンドンその迫力が剥げ落ちていく様を書き綴ったものでした。最後は『スチール写真の怪物』は『スチール写真』という怪物だったかも知れないというおちで締めています。

これだけインターネットが発達した今となっては、写真1枚の情報がどれだけ期待や不安を広げさせるかなど、あまり話題にもならないのでしょうか。しかし、赴任前にインターネットで調べたトロントと実際生活をしているトロントではやはり違和感があり、情報社会になったとはいえ、肌で感じたり自分で見たり聞いたりする体験とでは、やはり格段の違いを感じます。

それならいっそ、スチール写真ぐらいの情報の方が夢があったり期待が膨らんだりするかも知れません。

これから1年間『とりりあむ』を担当しますが、どちらかというとデジタルでなくアナログな感覚で皆さんとお付き合いできたらと思います。

戻る