専務理事のばたばた日記 

第33回

商工会事務局 伊東 義員

 

10月祭り日  補習校は秋祭り:わっせ!わっせ!!

小さい頃、秋になると楽しみだったのが、町内会のお祭りと秋の大運動会。なぜ、“大” なのか?自分の小学校のころは、春に“小”運動会があったから(懐かしいなあ)。そこで、カナダの短い、 (本当に短い!・・・なにもそんなに強調しなくても)秋に、子供たちに日本的行事を体験して欲しいという思いから、補習校小学校2年生中心に秋祭りが行われた。自分たちで飾りつけをした御神輿を担ぎ、周りで見ている幼稚部園児、小学1年生、それを暖かい目で見守る保護者の方々からの掛け声で、最高潮へ。みんなの顔が教室にいるときとはチョット違うぞ。普段は、おとなしい子たちも、気持ちの中に騒ぐものが沸き起こってくるんじゃないかな。

自分も小さいころは、お祭りで山車を引いて、お菓子やみかん、柿などをもらうのが楽しみだった。いつかは、御神輿を担いでみたいと思いながら、結局、そうした機会はなかったが。実家の母に聞くと、今は子どもたちが参加しないので、年寄りばかりのお祭りで盛り上がらないという。かえって、外地にいるほうが、こうしたお祭りを体験できていいのかも。

同じ日、高等部で初めて運動会を行った。生徒会が主導して計画を立て、先生方の協力で授業時間を少しずつ削り、午後の1時間ほどの少ない時間ながら、楽しんだ。残念ながら前夜より雨が降り、体育館での開催となったが、まあ、それはそれで。学年を越えて紅白に別れての激戦!こんな真剣な顔、見たことないぞ!!現地校では、テストやプロジェクトに終われ、あまり身体を動かすことがない生徒たちにとっては、とてもよい時間だったようだ。特に、生徒たちが自ら企画し、皆の協力を得て実施できたことがとてもうれしい。みんな、成長したな!成長してないのは、自分だけか?


10月ランチョン日 ランチョン講演会:やはり、うまいなあ!昼食じゃなく、講演がですよ!

トロントには、商工会と同じような目的で設立されたジャパン・ソサエティという団体がある。ただ、商工会が日系企業中心の団体であるのに対し、あちらはカナダ企業が中心(かな)。お互い協力し合って、日加の親善、交流、ビジネス振興に寄与しましょうという間柄。そのジャパン・ソサエティが西田大使のランチョン講演会を開催するので、会員の皆さんにもご案内して欲しいとの連絡を受け、自分にもご招待を。お昼が食べられる♪♪と、いそいそと出かけた(おいおい、西田大使のお話が目的じゃないんかい!)。

会場は、お馴染みのダウンタウンの法律事務所内。この法律事務所、自分が商工会に来る前にお世話になった会社の顧問法律事務所で、何度となく足を運んだからか、受付の女性に名前を覚えられている。「ハ〜イ、ミスター・イトウ」、相変わらず愛嬌がいい!西田大使のお話は、さすが。コメントなどできない上手さ。今後のために参考にせにゃ。事前に十分時間をかけて原稿を仕上げるんだろうな。自分は、いつもいきあたりばったりで勝負して、連敗中。戦略変更は必至だな。でも、さてどうすれば?

10月日本語日    JF日本語教育レクチャー:キューバで日本語教育?

日本語教育にも力を入れている国際交流基金が、日本語教育レクチャーを開催し、どんな場所にも顔を出すオヤジとしては、興味深々で出席した。レクチャーのテーマは、「キューバにおける日本語教育」 え!キューバで日本語教育?自分の少ない知識の中では、キューバと日本語教育とは、まったく結びつかなかった。でも、レクチャーを聴いて、意外や意外(失礼!)、キューバの外国語教育、侮れない。

大学の先生は、一人で2ヶ国語、3ヶ国語を教え、学生も日本の大学でのカリキュラム時間とは比較にならないほどの時間(4年ないしは6年間で4500時間?)を費やし(来年以降、ちょっと減るようだが)、通訳や研究者になるという。

ちなみに、日本人観光客は、年間700800人だそうで、やっぱり日本からは遠い国。でも、観光に訪れるのがみんな同じ時期に集中しているので、日本語ガイドの仕事は一時的にではあるが、需要があるらしい。やはり、仕事を得るために語学勉強に必至になる人、そしてそれを支援する大学、政府は違う。何事も一生懸命にならにゃ。カナダに17年以上いるが、一向に上手くならない自分の英語を振り返ると、情けない(と、自分への反省多し)。

10月交流日 借用校交流会:盛り上がったな。自分のスピーチが無ければもっと・・・

補習校は、トロントの教育委員会から現在の校舎を1982年より借用しており、今年で27年。補習校に通う生徒の住居地域は徐々にトロント市の外郭に広がってきているとはいえ、まだまだトロント市内に住んでいる生徒が半数。これまで大過なく運営できたのもひとえに教室を使わせてくれる現地校の先生方の協力があればこそ。

しかし、補習校は土曜日の開校なので、クラスの先生と会う機会はほとんどない。そこで、年に一度、交流会を開催している。今年も、空港近くのホテルでのディナーパーティーに招待した。現地校、補習校で総勢約40名強。本当は、もっと参加していただきたいのだが、土曜日の夜で、わざわざ休みの日に出てきてくださる方はどうしても限られるようだ。交流会に先立ち、会員企業さんに景品粗品の御願いをしたところ、皆さん、快く提供してくださり、うれしい悲鳴。参加してくださった現地校の先生方に、抽選で好きなものを順番に選んでいただいた。当日参加できなかった現地校の先生方にも、いただいた景品が渡るように現地校の校長先生にお願いした。次の授業日には、教室の先生から御礼のレターやメモをいただいたクラスも。

補習校は、現地校先生方の協力、補習校先生方の努力、保護者の方の支援、そして企業さんのサポートがあって、はじめて成り立つ。そうした当たり前のことを改めて感じた。交流会では、学校を代表して簡単なスピーチ(それも苦手な英語で!)をした(させられた?)。今回は、メッセージを伝える相手が現地校の先生ということで、それなりの文章を準備(したつもり)。でも、もし日本の人向けのスピーチだったら、絶対あんな内容にはしないだろうな。どんな内容か?それはちょっとここでは・・・。


(上記記述は、筆者の個人的意見、判断で書かれているもので、商工会の意見・意向を反映しているものではありません。また、個別内容について、誤解、理解不足等があるかもしれませんが、それらは全て筆者の責任によるものです。)

この号の目次へ戻る