広報委員のひとりごと

「カナディアンぽくなったかな?と思うとき」

ニコン 佐竹 良太

 

私事ですが12月は私がトロントに赴任してきた月でもあります。アッという間に6年が過ぎましたが、それでも時々、自分自身が「なんとなくカナディアンになった」と感じることがあります。例えば・・・ 

・ 「12 ozのステーキが食べ切れるようになった」

赴任前、出張でトロントを訪れたときに連れて行かれたステーキレストランで、半分でギブアップした思い出がありますが、今や出張者を連れて行って、その様子を見る側になりました。胃袋が確実に大きくなっています。 

・ 「カナダの甘〜いケーキが我慢できるようになった」

また食べ物ですが、カナダの甘い&やたらとカラフルなケーキ、未だに慣れはしませんが、それでも出されれば食べられるようになりました。皆さんはどうですか? 

・ 「嫌なら後で返品すればいいや、と思って買い物するようになった」

日本では、返品するということをあまりしませんでした。しかしこちらでは、しばしばレジの列より返品で並ぶ列のが長い、という光景を目にします。私も、妻の買い物に付き合っていて、「合わなかったら返せばいいじゃん」と買わせていることがあります。 

・ 「思わず、Oopsと言ってしまう」

日本にいたとき、海外駐在から戻った先輩が、何か拍子に「Oops」と言うのを聞いて、「それはちょっと外国かぶれでは?」と思っていました。それが気づけば、自分が思わず「Oops!」と口走っています。 

・ 「寒さへの感覚が鈍くなった」

赴任直後の1月にマイナス25度を体験しました。当時はズボンの下に、日本から持ってきた雪山登山用のスパッツを履いて通勤しました。今では、冬は日本の家の中の方がよっぽど寒いと思うようになりました。 

・ 「家族との時間を大切にするようになった」

日本人もカナダ人も家族への思いの深さは同じだとしても、その表現の仕方は全然違うなと思いました。カナダ人の、家族との時間を大切にする姿勢はストレートでわかりやすく、私には共感するところがありました。最近日本では「ワークライフバランス」ということがよく論じられるようですが、日本のサラリーマンには、自分の時間、家族との時間を犠牲にして仕事をしてしまうところがありますよね。 

皆さんも、それぞれに大なり小なり、ここトロントでの生活から何らか影響を受けて、自然と感覚が変わってきていることがあるのではないでしょうか? その変化自体も、ふと振り返ってみると意外と面白いものですね。

この号の目次へ戻る