行ってよかった!おすすめスポット

「ナイアガラ・オン・ザ・レイクの不思議な魅力」

NTNベアリング 牧 孝夫

 

週末に時間があると、私はナイアガラ方面に車を走らせます。目的地はナイアガラの「滝」ではなく、カジノでもなく、“ナイアガラ・オン・ザ・レイク”。田舎道をドライブしながら、目の前に広がる景色を楽しみ、時々車を停めてカメラに風景を収めます。開放感にあふれた景色のなかに自分を置いてみると、繁雑多忙な日常を忘れ、気分が和みます。

QEWを西へ。オンタリオ湖とエリー湖を結ぶ運河を跨ぐGarden City Skywayを過ぎて間もなく、Exit38bを出て、ナイアガラ・オン・ザ・レイク方面に進路を取ると、道の両脇に広がる果樹園のどかな景色が疲れた気持ちを解してくれるような気がするのです。

果樹園が広がるナイアガラ・オン・ザ・レイク近辺での楽しみは、ワイナリー訪問。それぞれのワイナリーに個性があって、その建物、内部のディスプレー、商品棚などを見て歩くのも結構楽しく、次々にワイナリーを「はしご」して、その印象を比べてみるのも一興です。もちろん、食事とともに美味しいワインを味わうことも大きな楽しみであることは、言うまでもありません。

ナイアガラ・オン・ザ・レイクの街に程近いブドウ畑の中にある有名ブランドのワイナリー。まず、ブランチの予約を入れていたレストランの窓際の席に着席。陽光が眩しいくらいにテーブルに振り注いでいます。ガラス越しに広がるブドウ畑を眺めているだけでも、気持ちが明るくなってきます。

やがて、運ばれてきたスパークリング・ワイン。グラスの中で小さな気泡が次々に浮かび上がってきます。前菜、そしてメイン・ディッシュ。料理に合うワインなのか、ワインに合う料理なのか。店の雰囲気、おしゃべり、料理、そしてワインを楽しむ、ちょっと贅沢だけど、素敵な大人の休日の過ごし方だといえるでしょう。

ワイン製造工程の見学ツアー(有料)もあります。畑で、ブドウの種類や収穫期などについて聞いたあと、ワインを絞る工程、樽詰めをする工程などの説明があり、樽の醸造庫も見せてくれます。そして、ティスティングの仕方、ワインの味わい方も教えてくれて、奥深いワインの世界の入門編を体験することができるのです。

ご家族で果樹園に行き、果物の木を観察するという楽しみ方もあります。春、果樹園には、りんごや桃、さくらんぼなどの木に見事な花が咲き誇ります。夏には青々とした葉が茂り、収穫期の秋には色づいた果実が。食卓の上やスーパーマーケットの売り場で果実の部分しか見たことがない子供たちは新しい驚きを発見し、親子の会話も弾むことでしょう。



ナイアガラ・オン・ザ・レイクの街は、ご存知の方も多いと思いますが、雑貨、小物、ジャムなどを売っている店がたくさんあり、見て回るだけでも楽しいところです。夏ならば、アイスクリームを食べながら散歩したり、
12月ならクリスマス・ショップでお気に入りのオーナメントを探すなど季節感を味わいながら、のんびりぶらぶら週末を過ごすのもいいものです。

トロントから90分程度のドライブですので気楽にいくことができます。世界的に有名な「滝」とは異なり、控えめで派手さがなく、いつ、何回行っても飽きることもなく、訪れるたびに新しい景色や発見に出会うことができるところが、ナイアガラ・オン・ザ・レイクの不思議な魅力なのです。ちょっと気晴らしに、次の週末にナイアガラ・オン・ザ・レイクへドライブに出かけませんか?

(言わずもがなですが車を運転される方は飲酒、脇見厳禁です。交通安全には充分お気をつけて、ドライブをお楽しみ下さい)

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