専務理事のばたばた日記 

第127

商工会事務局 伊東 義員


10月語学日 英語も大事。日本語も大事。



2020年東京オリンピックもあり、日本への関心が高まっていることを感じる。加えて、ここ数年商工会で外部への広報にも力を入れてきた成果として、少しずつ日本のビジネス団体として商工会への問い合わせも増えてきている。

今回、ダウンタウンにあるライアソン大学からアポイントの打診があり、新しくできたキャンパスを訪問した。場所は、カレッジ駅のすぐそば。まだ開設したばかりのキャンパスで一部でまだ工事も進行中。オープンでフレキシブルなキャンパスのようで、非常に見通しがよく、学生がソファなどで勉強したり、仲間同士で話し合ったりしている。

学部名は、Real Institute / Ryerson’s English as an Additional Language Institute。わかりやすくいえば、学部の勉強についていけるように、英語力向上が必要な学生に英語補習をする学部のようだ。その学部がなぜ、商工会に?

最近は、大学もアカデミックな学生や留学生以外にも様々なコースを提供し始めているようで、ライアソン大学でも社会人向けにコース設計をしているようだ。そこで目をつけたのが、日本人駐在員とその家族。日本人は英語が上手くないと知れ渡っているのか、日本人向けに夜間コースや、企業でのグループコースなどを準備できるが、可能性はどうだろうか?というお話だった。

可能性はあると答えるしかなかったが、こうした形でも商工会がビジネス団体として注目されることはある意味うれしい。一方で、日系企業に勤めるカナディアンスタッフにビジネス日本語初歩のコースを検討している動きもある。

日系企業に勤めていると、日本の役員や出張者と会い、話す機会がある。また、出張で日本本社に出向く機会もある。そうした際に、日本のビジネスマナーを知っており、簡単な日本語ができるとその後のコミュニケーションが取りやすくなる。しかし、トロントには成人向け日本語コースは限られており、ビジネス日本語会話コースは皆無。

新しい試みで、コースが立ち上がった際には、是非会員企業にもご紹介したいと思っている。日本語で会議をするレベルは無理だが、日本語で挨拶や自己紹介くらいできると日本人としてはちょっとうれしいのではないだろうか。


10月就職支援日 若者就職活動支援
近年、日本から正規留学、短期語学留学などでトロントにくる若者が増えているとの情報がある。ワーキングホリデーで来る若者と合わせると、相当数の日本の若者がトロントにいることになる。彼らは、トロント、カナダでの体験を得て、その後就職活動に入っていく。

商工会では、そうした若者の就職活動の支援をしようと設立された学生団体に協力して、数年前から駐在員との座談会や就職・仕事についての講演会などを開催している。座談会では、平日の夕刻、商工会事務所にて、3名の駐在員にお越しいただき、セッション形式で5名程度の参加者と座談してもらう企画。

これまで7回ほど開催しており、今回は、参加者からの要望が多い商社の方に出席いただいた。海外で働きたいという希望を持っている若者はやはり商社への関心が高く、多くの質問が出ていた。

こうした座談会への参加の他、直接商工会事務局に、駐在員の方と会いたいのですが、と打診されることも多い。そうした問い合わせに対しては、まず事務局に来ていただき具体的な希望を伺い、併せてトロントの日系企業の現状などを説明した上で、希望に沿った企業の駐在員の方にお願いしている。

会員の皆さんは、時間の都合がつく限り協力してくださっている。日本の将来を担う若者への支援を商工会としてもできる限り行っていきたいと思っている。



(上記記述は、筆者の個人的意見、判断で書かれているもので、商工会の意見・意向を反映しているものではありません。また、個別内容について、誤解、理解不足等があるかもしれませんが、それらは全て筆者の責任によるものです。)



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