リレー随筆


Peninsula Lakeから見る朝日

ミシサガでの生活-不安と期待
JVCKENWOOD Canada Inc.
石田 祐一


カナダでの赴任が決まり、2019年3月からミシサガ市で生活を始めて9か月が経過した。カナダに赴任する前は、神奈川県の相模原市に住んでおり、ミシサガ市の隣のトロント市とは、Friendship Cityでもあることから、赴任する前からこのエリアには、なんとなく親近感を感じていた。

住み始めて、一通り春夏秋冬(冬はまだ長い期間あるが)を経験した。カナダに来る前、「冬はどれほど寒く、どのくらいの積雪があるのか?」と心配していた が、生まれが東北の会津であること、また、近年の異常気象による暖冬のせいか(?)、寒さ、積雪に関しては今のところ日本との差はあるものの、それほどで はないと感じている。

生活を始めるにあたり今も覚えているのが、土地勘もあまりない中で、ネットや前任者の情報を基に家族とも相談して、家探し、家の契約、支払い(小切手)等 をおこない、日本と違う文化の中でとまどう部分もあったが、なんとか家も決まり、生活基盤を整えて生活を開始することができた。

借家のオ-ナ-も面倒見がよく、家で何か困ったことがあれば直ぐに対応をしてくれるため、この様な点は非常にありがたく感じている。

自分が赴任してから1ヵ月後、妻と2人の娘が日本からカナダへ引っ越してきて、生活を始めた。家族と生活を始めて驚いたのは、その適応能力。妻はシンガポ -ル人であり、英語、中国語を話せるため、日常生活において言葉のコミュニケ-ションで困ることは、ほぼない状況。

この点では、妻にとってミシサガでの暮らしは、非常に有意義なものとなっている。また、妻曰く「日本と比べてス-パ-は中華系の品ぞろえが多く、シンガポ -ルに全然近い感覚」とのこと。シンガポ-ルも、多くの移民を受け入れているカナダと同じく多民族国家であり、その中でも東南アジア、中国系の方々が多い ため、そう感じるのは彼女にとって普通のことであると思う。

私も、2年程シンガポ-ルに住んだ経験があるため、まったく同じというわけではないが、多民族がゆえにコミュニケ-ションを取る際「相手が何を伝えたいのか」に耳を傾ける姿勢は共通のものを感じた。

妻は、上記の様にミシサガでの生活にはじめから適応できたが、心配なのは2人の娘達である。ミシサガに到着した翌週から現地校へ登校をはじめ、「英語もままならない中、本当に適応できるのか?」と不安のスタ-トであった。

しかし、つたない英語ながらも現地校に通い、これまで休まず登校している姿を見ると、娘達の適応能力に驚いてしまう。また、それを見て「自分も頑張らなけ れば」と改めて感じる。もし、自分が娘達と同じ環境に置かれた場合「同じ様な行動ができるか?」と考えると、とてもそのような自信はない。

…と、妻を除いて、不安の中ミシサガでの生活がはじまったが、生活にも徐々になれて、職場の上長に紹介頂いたおススメスポット等を訪問することで、不安よ りも次第にミシサガでの生活に期待が持てるようになってきた。これからどの位ミシサガで生活できるかは分からないが、仕事にも普段の生活にも期待を持って 過ごしてみようと思う。

   
 Tobermoryから見たヒューロン湖。透明度が高くオンタリオ湖とは別の印象。  Caledonにある農場。色々な果樹園があるため、家族連れであれば子供の経験の為にも使えるスポットの1つです




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